野球日記(小学生編)

 

「ねえクラブチーム入らない?」

 

そう言われた時、僕は戸惑いました。野球はすきだけど、クラブチームってこわそうだし、まず習い事もやったことなかったら、どういう仕組みかもわかんなかったし、とりあえずその場はスルーしました。

 

家に帰って、親に相談しました。「友達に野球誘われたんだけど、、。」「あなたがやりたければいいんじゃない?」そう言われました。

内心悩みました。野球の上手い人たちと混ざって自分ができるのか。正直、不安しかありませんでした。でも、野球をやりたい気持ちが勝り、とりあえず体験だけ行ってみることにしました。

 

友達のお家の車に一緒に乗っけてもらい、グラウンドに着きました。「グラウンドがでかい」「人が多い」。それが僕の第一印象でした。

グラウンドに足を踏み入れると、たくさんの視線を感じました。「誰だあいつは」と言わんばかりの目で僕を見ます。帰りたい、帰りたい、その思いが募りました。監督に挨拶をすると、とりあえずキャッチボールをしらと言われ、とりあえず一緒に来た友達とキャッチボールをしました。監督が後ろから見て、周りの人も練習しながらもこっちをチラチラ見ます。緊張しいな僕だったので、緊張でボールもまともに投げられませんでした。とりあえず、キャッチボールの仕方を終え、その日は練習は終わりになりました。監督に「どうだった?練習は?」と聞かれ、「楽しかったです」と返事をして、帰りました。まさか、緊張したなんて言えないので、とりあえず楽しかったと言っておけば無難だろうと、当時小4だった僕は必死に頭を使って考えました。

 

家に帰ると、親から感想を聞かれ、事情を話すとそんなもんよ、とあっさり流されました。シャワーを浴びて、疲れてベットでグダーッとしているとすっかり寝てしまいました。久しぶりに運動して、体もだいぶ疲れました。いつも休日は家でゴロゴロしたり、父とゲームセンターで遊んでいたりしたので、僕にとっては体を動かすことはとても珍しいことでした。

 

とりあえず、次の日もまた次の日も体験に行くことになり、いつのまにか溶け込んでいた僕は入団することになりました。ちょうど、入団して2週間のことでした。はじめての練習試合に呼ばれた僕はとりあえず、アップをしてキャッチボールをしていました。すると、監督の声がしました。

 

「こっち来い」

 

 

 


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